基本情報技術者試験(FE)独学合格ガイド【2026年版】
更新日:2026年8月12日|著者:若葉(関西の大学3回生・日商簿記1級勉強中)
こんにちは、若葉です!
会計士試験の勉強の息抜きに基本情報のアルゴリズム問題を解いたとき、正直「これ、勉強なのにゲームじゃん……」と衝撃を受けました。疑似言語を1行ずつ追いながら変数の値が想定通り変化した瞬間、脳汁がドバっと出る感覚があるんです。簿記や会計の「数字が合う快感」ともまた違う、パズルを解き切る快感がクセになります。
科目Aは暗記量がそのまま防御力になる素直な戦い、科目Bは頭脳をフル回転させる本当の勝負どころ。会計士受験で培った「反復して型を体に叩き込む」勉強法はそのままここでも通用します。今回は、私が実際にたどり着いた独学で合格までの道筋を組み立てる「3〜4ヶ月で仕上げる攻略ルート」を、余すことなく案内します!
最初に、科目Aと科目Bのどちらに不安があるかを一つ選んでください。今週の学習時間を先に半分ずつ置くか、弱い方へ多めに置くかを決めれば、3〜4か月の計画を始められます。
基本情報技術者試験(FE)は情報処理推進機構(IPA)が実施するIT系国家資格の登竜門です。IT職への就職・転職で重視される資格で、令和7年度の合格率は38.3%。プログラミングやアルゴリズムの知識が問われますが、正しい学習戦略で独学合格は十分可能です。
基本情報技術者試験の構成(科目A 60問・科目B 20問)と合格戦略——擬似言語・アルゴリズムの攻略法
基本情報技術者試験はCBT方式で科目A(旧午前)と科目B(旧午後)の2科目構成です。それぞれ600点以上が合格基準となっています。
受験生
科目Bのアルゴリズム問題、頭の中でコードを追っているつもりなのに、途中でこんがらがって答えを間違えてしまいます……。
若葉(日商簿記1級勉強中)
それ、めちゃくちゃあるあるです!私も最初は暗算でトレースしようとして毎回どこかで詰まっていました。コツは、変数の値を頭の中だけで追わず、計算用紙に全部書き出すことです。1行実行するたびに値を書き換えていくと、どこでミスしたか一目瞭然になりますよ。
基本情報技術者試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
| 試験方式 | CBT方式(全国のテストセンターで随時受験) |
| 合格率 | 38.3%(令和7年度) |
| 合格基準 | 科目A・科目B それぞれ600点以上(1,000点満点) |
| 必要勉強時間 | IT未経験者:200〜300時間、IT経験者:100〜150時間 |
| 試験科目 | 科目A(知識問題 60問)・科目B(アルゴリズム・セキュリティ 20問) |
科目A・Bの内容と配点
図:科目A(知識の盾=暗記量がそのまま防御力)と科目B(アルゴリズムの剣=頭脳戦の主戦場)、それぞれの鍛え方と役割分担
| 科目 | 問題数 | 内容 | 配点の目安 |
| 科目A | 60問 | テクノロジ・マネジメント・ストラテジの知識問題 | 6割以上正解を目標 |
| 科目B(アルゴリズム) | 16問 | 疑似言語を使ったアルゴリズム・データ構造 | 最重要・重点学習 |
| 科目B(セキュリティ) | 4問 | 情報セキュリティの実践的知識 | 確実に得点 |
合否を分けるポイント:科目Bのアルゴリズム問題(16問)が最大の難関です。疑似言語を読み解き、プログラムの動作をトレースする力が必要です。ここを集中的に鍛えることが合格への近道です。科目Aは過去問を反復して知識を固めましょう。
独学スケジュール(3〜4ヶ月プラン)
| 時期 | 内容 | 1日の目安 |
| 1〜4週間目 | 科目Aのテキスト通読(テクノロジ系から着手) | 1〜1.5時間 |
| 5〜8週間目 | 科目A過去問演習 + 科目Bのアルゴリズム入門 | 1.5時間 |
| 9〜12週間目 | 科目B(アルゴリズム)集中演習・疑似言語トレーニング | 2時間 |
| 13〜16週間目 | 総合演習・弱点補強・模擬試験 | 1.5〜2時間 |
科目別攻略ポイント
科目A:テクノロジ系(最重要)
2進数・論理回路・ネットワーク(TCP/IP・DNS・HTTP)・データベース(SQL・正規化)・情報セキュリティ(公開鍵暗号・ファイアウォール・マルウェア)が頻出です。ITパスポートより深い知識が問われますが、過去問の反復で十分対応できます。
科目A:マネジメント・ストラテジ系
プロジェクト管理(PMBOK・EVM)・システム開発工程・経営戦略が出題されます。科目Aの3〜4割を占めますが、ITパスポート学習者には比較的なじみやすい内容です。
科目B:アルゴリズム(最難関)
疑似言語でかかれたプログラムをトレースして結果を求める問題です。ソート・探索・再帰処理・文字列処理などのアルゴリズムを手を動かして理解することが必須です。「キタミ式」や「アルゴリズム図鑑」で直感的に学ぶのが効果的です。
若葉's RPGデバッグ術:疑似言語の1行1行は、いわば「呪文の詠唱プロセス」です。魔法使いが呪文を唱えるとき詠唱を1文字でも間違えると発動しないように、アルゴリズムも1行の処理を飛ばしたり誤読したりすると答えがまるで変わってしまいます。
そこでおすすめなのが「RPGデバッグ術」。計算用紙の余白に変数を全部書き出し、まるでキャラクターのHP・MPなどのステータス表のように扱うんです。1行実行するたびに、変数(ステータス)の値がどう変化したかを逐一書き換えていく。すると「呪文(コード)のどこで様子がおかしくなったか」が一目瞭然になり、頭の中だけで追うより圧倒的にミスが減ります。焦って暗算せず、面倒でも紙に書き出す——これが科目B攻略の最大のコツです。
科目B:セキュリティ
実務的なセキュリティシナリオへの対処を問う問題です。4問と少ないですが、科目Aの知識があれば対応しやすいです。確実に得点しましょう。
おすすめ教材
- キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者(技術評論社):イラストで直感的に理解できる定番テキスト。初学者に最適。
- 基本情報技術者 科目B アルゴリズム入門(翔泳社):科目Bのアルゴリズムに特化した問題集。最重要教材の一つ。
- 過去問道場(無料Webサイト):科目Aの過去問を無料で大量演習できる。移動時間に活用できる。
- 基本情報技術者試験ドットコム:科目別の解説が充実。苦手分野の理解に役立つ。
受験生がよく引っかかる3つの落とし穴
- 科目Bのアルゴリズムを頭の中だけでトレースしようとする:変数の変化を暗算で追おうとすると、複雑な処理で必ずどこかで混乱します。面倒でも計算用紙に変数の値を逐一書き出す習慣をつけてください。
- 科目Aの知識問題を軽視して科目Bだけに時間を使う:科目Bの難易度に気を取られて科目Aの対策が疎かになると、知識問題での取りこぼしが増えます。科目Aも600点以上必要な独立した合格基準であることを忘れないでください。
- 特定のプログラミング言語の文法を勉強しようとする:科目Bで使われる「疑似言語」は試験独自の記法で、Python・Javaなど実際の言語とは異なります。プログラミング経験がなくても、疑似言語のルール自体を練習すれば対応できます。
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ITパスポートから基本情報への移行
ITパスポート合格者が基本情報に進む場合、科目Aの知識系は大幅に省略できます。最初から科目B(アルゴリズム)に比重を置いた学習計画が有効で、2〜3ヶ月での合格も十分狙えます。
まとめ
- 基本情報技術者(FE)の独学に必要な勉強時間はIT未経験者で200〜300時間
- 合否を分けるのは科目Bのアルゴリズム問題(16問)
- 疑似言語を手でトレースする練習を繰り返すのが最重要
- CBT方式で通年受験可能。春と秋の受験が受験者が多く、情報が集めやすい
- ITパスポート取得者は科目Aを短縮してアルゴリズム集中学習が有効
アルゴリズムは「解けた瞬間が一番気持ちいい」頭脳ゲームです
最初は疑似言語の羅列にしか見えなくても、RPGデバッグ術で変数を1つずつ追えるようになると、パズルが解けていく感覚がどんどん楽しくなってきます。次の科目B問題では、変数の値を一行ずつノートに追ってください。正解を見る前に途中の値を書き出せれば、アルゴリズムは再現できる手順に変わります。