「簿記って経理の人だけ使うんじゃないの?」と思っていませんか?
私もそう思っていた一人です。でも、CPAの勉強を通じて「ビジネスの言語」としての簿記の価値を実感しました。
今回は、経理以外の人にも簿記が必要な理由を解説します。
前回の第1回で、簿記とは「取引を決まったルールで記録すること」だとわかりました。
確かにお店や会社では、日々の取引をメモするのは経理担当の仕事です。営業担当が売上を記録したり、購買担当が仕入れを記録したりするのではなく、経理が一元管理します。
では、経理以外の人が簿記を知る必要はないのでしょうか?
会社の経営者や部長・課長クラスの人たちは、経理担当から月次の数字報告を受けます。たとえば「今月の売上は1,000万円、原価は700万円、利益は300万円でした」という報告です。
このとき、簿記を知らない管理職は「なんとなく黒字だな」としかわかりません。でも簿記を知っていれば、「原価率が70%は高い」「在庫が積み上がっていないか」「売掛金の回収は大丈夫か」まで読み取れます。
簿記は「記録するツール」であり、同時に「数字を読むツール」でもある
私がCPA(公認会計士)の勉強をしていたとき、財務諸表を読む力がついたことで、ニュースで企業の業績が発表されるたびに「ああ、この会社は売掛金が増えてるから実態より利益が少ない可能性があるな」と読めるようになりました。これが簿記を学ぶ一番の面白さだと思っています。
日商簿記2級・3級は、特に金融・会計・商社系の就職活動で評価されます。私の大学の先輩で、簿記2級を取得してから銀行の内定を得た方がいました。「財務諸表が読める」というアピールは、面接でも具体的な強みになります。
営業職でも「売上目標の達成率」「利益率」を見ますし、マーケティング職でも「広告費対効果(ROI)」を計算します。簿記を知っていると、これらの数字が「ただの数字」ではなく、ビジネスの実態として理解できます。
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はい、必要です。簿記を実際に記録するのは経理担当ですが、営業・企画・経営者を含めすべての社会人は会社の数字を「読む」場面に必ず出会います。簿記を知っていると、報告される数字の裏側にある会社の状態まで理解できるようになります。
日商簿記2〜3級は、特に金融・会計・商社系の就職活動で評価されやすい資格です。「財務諸表が読める」というアピールは、面接でも具体的な強みとして伝えられます。
これまで「ただの数字の羅列」に見えていた決算書やニュースの数字が、会社の状態を語る「ストーリー」として読めるようになります。就職・転職・投資・日常の家計管理まで、幅広い場面で役立つ視点が身につきます。