結果発表画面に「不合格」の文字を見た直後は、次の教材や受験日を決めなくて大丈夫です。先に残すのは、前回どこで止まったかという記憶です。
自己採点や答案の記憶を使い、失点を「知識不足」「解法の迷い」「時間切れ」に分けてください。このページでは、その記録から再受験日と次の演習を決めます。
教材を増やす前に、失点を次の3種類に記録します。同じ不正解でも、次に試す行動が変わるからです。該当する行を一つ選び、右端の行動だけを最初の演習にします。
| 記録する失点 | 答案や記憶に出るサイン | 次の演習で試すこと |
|---|---|---|
| □ 知識不足 | 用語・仕訳・計算の意味を説明できない | 論点を一つ選び、例題を解いた後に自分の言葉で説明する |
| □ 解法の迷い | 解説を見ると分かるが、自力では手順が止まる | 解答を隠し、計算の順番だけを白紙に再現する |
| □ 時間切れ | 解ける問題を残したまま終了した | 問題ごとの目安時間と、途中で飛ばす基準を先に書く |
統一試験とネット試験は、出題範囲・問題の難易度・合格基準が同じです。先に「どちらが有利か」を決めるのではなく、再現したい試験環境と、実際に受けられる日程から候補を一つ仮置きします。
| 選択肢 | 日程・休止期間 | 次に確認すること |
|---|---|---|
| 統一試験 | 第174回:2026年11月15日 第175回:2027年2月28日 | 受験希望地の商工会議所の申込期間・会場 |
| ネット試験 | 日程は会場ごとに設定 2026年11月9日〜18日、2027年2月22日〜3月3日は休止 | 希望会場の空席・申込方法・締切 |
出典:日本商工会議所「2026年度試験日程カレンダー」(2026年9月6日確認)。統一試験の申込先・期間は地域ごとに異なります。
出典:日本商工会議所「日商簿記 検定試験 ネット試験Q&A」、「日商簿記検定試験(2級・3級・簿記初級・原価計算初級)ネット試験について」(いずれも2026年9月6日確認)。
再受験日を決める前に、再受験判断シートから一つ選びます。「第○問で仕訳が思い出せなかった」「途中式で手順が止まった」「最後の問題を開けなかった」のように、問題と理由を一行で残します。
知識不足なら該当論点の例題、解法の迷いなら手順の再現、時間切れなら問題の飛ばし方を扱う演習を選びます。最初から全範囲をやり直すかは、この一つを試してから決めます。
簿記2級は商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)の5題以内、試験時間90分、合格基準70%以上です。演習でも90分を計り、前回と同じ種類の失点が残ったか、別の失点に変わったかを記録します。
出典:日本商工会議所「簿記 試験科目・注意事項」(2026年9月6日確認)。
統一試験なら希望地域の案内、ネット試験なら希望会場の空席と申込方法を開きます。受験日を決めた後も、演習の記録が「知識不足」中心なら論点へ戻り、「時間切れ」中心なら90分演習を続けます。
出典:日本商工会議所「日商簿記検定試験(2級・3級・簿記初級・原価計算初級)ネット試験について」、「日商簿記 検定試験 ネット試験Q&A」(いずれも2026年9月6日確認)。
今決めるのは、合格までの全部の計画ではありません。次に直す失点を一つと、確認する受験日を一つだけです。
今日やること:再受験判断シートの一行を埋め、該当論点の演習を一問だけ解き直してください。