司法書士 | 公開:2026年5月10日

司法書士を目指す人が最初の7日間でやること

著者:大谷 一輝(Study Quest 開発者)

司法書士は、始めた瞬間から情報量に飲まれやすい資格です。民法、不動産登記法、会社法、商業登記法、記述式、足切り。最初から全部を見ようとすると苦しくなります。この記事では、司法書士を目指し始めた人が最初の7日間でやることだけに絞って整理します。

先に結論:最初の7日間のゴールは「合格レベルに近づくこと」ではありません。試験の全体像を知り、民法を始め、毎日勉強する型を作ることです。

1日目:試験の全体像だけを見る

司法書士試験——最初の7日間スケジュールと試験の全体像
図:Day1〜7の学習ステップ(全体像把握→民法開始→教材を絞る→過去問の使い方→民法総則1周→演習→振り返り)と試験構造の概要

最初の7日間のゴールは「合格に近づくこと」ではなく「試験の地図を持ち、毎日勉強する型を作ること」です。

最初にやるべきことは、細かい論点の暗記ではなく、司法書士試験の地図を持つことです。司法書士は科目数が多いので、いきなり民法の分厚いテキストに入ると、今どこを歩いているのか分からなくなります。

見ること理由
午前択一憲法・民法・刑法・会社法など、法律の基礎力を見る
午後択一不動産登記法・商業登記法・民事訴訟法系など、実務寄りの知識を見る
記述式不動産登記法・商業登記法を、実際に書けるかを見る

2日目:民法から始める

最初の科目は民法がおすすめです。民法は出題数が多いだけでなく、不動産登記法や会社法を理解する土台にもなります。まずは総則、物権、債権、親族・相続という大きな箱だけを把握しましょう。

3日目:教材を増やさないと決める

司法書士は、教材を増やすほど勉強している気分になります。ただ、初期段階で一番大事なのは「1冊を進めること」です。テキスト、過去問、講義をあれこれ比較し続ける時間は、思った以上に削られます。

注意:最初の1週間で教材を完璧に選ぼうとしなくて大丈夫です。まずは民法の入門部分を毎日進められる環境を作りましょう。

4日目:1日の学習時間を決める

司法書士は長期戦です。最初に無理な時間を設定すると、2週間後に止まりやすくなります。社会人なら平日1〜2時間、休日3〜5時間。学生や専念に近い人なら、毎日3〜6時間を目安にします。

生活状況最初の目標
社会人平日60〜90分、休日3時間
大学生授業のある日90分、空き日3時間
専念に近い人午前・午後に分けて合計4〜6時間

5日目:過去問を1問だけ見る

まだ解けなくて大丈夫です。司法書士の過去問は、最初は日本語なのに読めない感覚になります。ここで大事なのは、問題文の長さ、肢の作り、問われ方を知ることです。

民法の簡単そうな問題を1問だけ開き、「テキストの知識がこう聞かれるのか」と確認しましょう。

6日目:独学か講座かを仮決めする

司法書士は独学も不可能ではありません。ただ、初学者が完全独学で進めるには、情報整理・学習順序・記述対策の負担がかなり重いです。まずは仮でいいので、自分がどちらに寄せるか決めましょう。

7日目:次の30日計画を作る

最初の7日間が終わったら、次は30日単位で考えます。司法書士は年単位の試験ですが、最初から1年計画を細かく作るより、30日ごとに進み具合を見直す方が現実的です。

30日でやること目安
民法の総則・物権を1周入門レベルでOK
毎日の学習記録を残す時間と科目だけでOK
過去問に週2〜3問触れる正解より問われ方を見る

まとめ

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司法書士試験は長期戦ですが、今日の一歩が確実に合格に近づいています。
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よくある質問

司法書士試験の勉強は何から始めるべきですか?

まず民法から始めるのがおすすめです。民法は不動産登記法・会社法の基礎になるため、先に固めておくと学習効率が上がります。民法→不動産登記法→会社法・商業登記法の順が一般的です。

独学と予備校・通信講座はどちらがいいですか?

合格率3〜4%の難関試験のため、多くの合格者は予備校か通信講座を利用しています。通信講座は予備校より費用を抑えられ、時間の融通も利きやすいため社会人に人気です。

1日の勉強時間の目安はどのくらいですか?

働きながら受験する場合、平日2〜3時間・休日6〜8時間が目安です。年間1,000〜1,500時間を3〜4年継続することで合格ラインに近づきます。