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公開・更新日:2026年9月2日

簿記2級、商業簿記で落とす点を特定する|演習結果を設問別に記録する手順

結論:「商業簿記が苦手」のままテキストを最初から読み直さないでください。直近3回の演習で、どの設問・どの失点の型が続くかを記録してから、戻る論点を1つだけ決めます。

日商簿記2級は商業簿記と工業簿記(原価計算を含む)を扱い、5題以内・90分、70%以上が合格基準です。設問ごとの配点や採点基準は公式には公表されていません。したがって、この記事では「何点取るべきか」を断定せず、自分の演習結果から次の一手を決める方法に絞ります。

出典:日本商工会議所「簿記 試験科目・注意事項」(2026年9月1日確認)

最初に確認する:工業簿記ができても、商業簿記の失点は消えない

工業簿記が得点源なのは強みです。ただし、その強みを「商業簿記の見直しを後回しにしてよい理由」にはしません。試験は商業簿記・工業簿記の両方を含むため、直近の答案で商業簿記側に残る失点を先に見える化します。

2026年6月の統一試験2級は、実受験者4,821名中728名が合格(15.1%)でした。これは設問別の難易度を示す数字ではありませんが、合格率を根拠に「この論点を捨ててよい」とは判断できない理由になります。

出典:日本商工会議所「簿記 受験者データ」(2026年9月1日確認、実受験者ベース)

直近3回を、設問別に記録する

採点後すぐ、問題の設問名・得点・時間切れの有無・失点理由を書きます。「商業簿記」という大きな箱ではなく、答案に書かれている単位で残すのがポイントです。

設問・論点結果失点の型次にすること
1仕訳論点・勘定科目・金額該当論点の例題1問
2個別論点手順不明・転記漏れ途中式を再現
3決算整理・財務諸表時間切れ・集計ミス時間無制限で解き直す
公式に採点基準はありません。 商工会議所も、試験問題・採点内容・採点基準・方法への質問には回答しないと明記しています。市販の解答速報を絶対の正解と扱うのでなく、同じ失点が続くかを自分の記録で確認します。
出典:日本商工会議所「簿記2級」(2026年9月1日確認)

失点の型ごとに、戻る場所を変える

仕訳で落ちる:論点・勘定科目・金額を分ける

「仕訳が苦手」では次に読む記事が決まりません。問題文の意味が取れないなら論点へ、勘定科目だけ違うならその取引の仕訳へ、計算だけ違うなら途中式へ戻ります。同じ誤答でも戻る場所は別です。

個別論点で止まる:白紙にした箇所を1つ選ぶ

連結、銀行勘定調整、税効果などをまとめて復習しません。直近3回で白紙または手順が止まった論点が重なったときだけ、その1論点の記事と例題へ戻ります。

決算整理で時間切れ:時間無制限の答案と比べる

時間を外して解き直し、結果が大きく上がるなら、先に解答順序・転記・集計の手順を見直します。時間を外しても同じ箇所で止まるなら、そこが復習する論点です。

今日やることは1つだけ

  1. 直近3回の演習を出す
  2. 商業簿記側の失点を設問単位で表へ書く
  3. もっとも繰り返した失点の型を1つ選び、下の該当記事を1本だけ読む