FP3級 | 公開:2026年5月9日 | 更新:2026年8月11日
FP3級 タックスプランニングとは?
10種類の所得と所得控除・税額控除の違いを完全解説
タックスプランニングは、所得税を中心に学ぶ分野です。10種類の所得、所得控除、税額控除、確定申告の流れを押さえると、計算問題にも対応しやすくなります。
この記事でわかること(5秒まとめ)
- 所得税は「収入→所得→課税所得→税額→納付税額」の5ステップで計算する
- 所得控除は課税所得を減らし、税額控除は税額を直接減らす
- 損益通算できるのは不動産・事業・山林・譲渡(土地建物除く)の「ふじさん」
- 医療費控除は実質負担額-10万円(上限200万円)
受験生
所得控除と税額控除、どっちも「税金が安くなる」というイメージで、違いがよくわかりません。
若葉(簿記1級勉強中)
効くタイミングが違います。所得控除(基礎控除・配偶者控除等)は「課税所得」を減らす、つまり税率をかける前の金額を小さくします。税額控除(住宅ローン控除等)は税率をかけた後の「税額そのもの」を直接減らします。同じ10万円でも、税額控除の方が節税効果は大きいんです。
若葉(簿記1級勉強中)
損益通算できる所得の頭文字を並べた語呂合わせです。不動産所得・事業所得・山林所得・譲渡所得(土地建物を除く)の4つで「ふじさん」。給与所得や一時所得の赤字はここに含まれないので、通算できません。
先に結論:タックスは「収入 − 必要経費 = 所得」「所得 − 所得控除 = 課税所得」の流れを最初に固定しましょう。
よく出る項目
図:所得10種類(総合課税・申告分離・源泉分離)の分類と「収入→所得→課税所得→税額→納付税額」の5ステップ計算フロータックスは「収入−必要経費=所得」「所得−所得控除=課税所得」「課税所得×税率−税額控除=納付税額」の5ステップを頭に入れることが最優先です。所得控除と税額控除の違いも頻出の引っかけです。
| 項目 | ポイント |
|---|
| 所得の種類 | 給与所得、事業所得、不動産所得、譲渡所得など |
| 所得控除 | 基礎控除、配偶者控除、扶養控除、社会保険料控除 |
| 税額控除 | 住宅ローン控除、配当控除など |
| 確定申告 | 申告が必要な人、期限、医療費控除 |
勉強のコツ
- 所得控除と税額控除を混同しない
- 給与所得控除、退職所得、譲渡所得は計算パターンを練習する
- 医療費控除や住宅ローン控除は生活に近いので具体例で覚える
- 確定申告は「誰が必要か」を押さえる
所得税の計算構造(5ステップ)
FP3級では所得税の計算の流れを理解しておくことが重要です。次の5ステップで整理しましょう。
- ステップ1:各所得の金額を計算(収入−必要経費)
- ステップ2:所得を合算して総所得金額を求める
- ステップ3:総所得金額−所得控除=課税所得金額
- ステップ4:課税所得金額×税率(累進課税)=税額
- ステップ5:税額−税額控除=納付税額
所得控除と税額控除の違い:所得控除(基礎控除・配偶者控除など)は「課税所得」を減らします。税額控除(住宅ローン控除・配当控除)は計算後の「税額」を直接減らします。同じ金額なら税額控除の方が節税効果は大きいです。
確定申告が必要な人・不要な人
| 申告が必要な人 | 申告が不要な人(目安) |
|---|
| 給与収入2,000万円超 | 給与1か所からのみで年末調整済み |
| 給与2か所以上で副業所得20万円超 | 公的年金400万円以下で他の所得20万円以下 |
| 医療費控除・住宅ローン控除を受ける | 上記以外で源泉徴収のみで完結する場合 |
まとめ
- タックスは所得税の計算構造が中心
- 所得控除は課税所得を減らし、税額控除は税額を直接減らす
- 10種類の所得は代表例とセットで覚える
よくある質問
FP3級のタックスで一番出やすいのはどこですか?
「所得の種類と計算方法」「所得控除と税額控除の違い」「確定申告が必要な人の条件」が最頻出です。特に給与所得控除・退職所得の計算、医療費控除の計算式(医療費−10万円または総所得金額の5%)は計算問題として出ます。
10種類の所得を全部覚える必要がありますか?
全部完璧に覚える必要はありません。FP3級で特に頻出なのは①給与所得②事業所得③不動産所得④一時所得⑤退職所得⑥譲渡所得の6つです。各所得の「収入−経費の扱い」と「損益通算できるかどうか」を中心に整理しましょう。
損益通算とは何ですか?どの所得でできますか?
損益通算とは、ある所得の損失を他の所得と合算して税額を減らすことです。損益通算できる所得は「不動産所得・事業所得・山林所得・譲渡所得(土地建物除く)」の4種類(頭文字で「ふじさん」と覚えます)。給与所得や一時所得の損失は損益通算できません。
医療費控除の計算式を教えてください。
医療費控除額=(実際に支払った医療費−保険金等で補填された金額)−10万円(または総所得金額等の5%のいずれか少ない方)です。最高200万円まで控除できます。確定申告が必要で、年末調整では適用できない点も押さえましょう。
📋 まとめ:タックスプランニング 早見表
計算の流れ収入→所得→課税所得→税額→納付税額
所得控除課税所得を減らす
税額控除税額そのものを減らす
損益通算不動産・事業・山林・譲渡(ふじさん)
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